初恋ものがたり



「…そうだ!ちょっとバドミントンでもやらない?」

私は部活用のバッグからラケットを2本取り出した。

「なんでいつもバドミントンなんだよ?普通、こういう川原でやるのってキャッチボールだろ?」


賢志がシャトルを打ちながら言った。


「いいじゃん。それにキャッチボールって男同士でやるイメージあるもん。」


私はシャトルを思いきり打ち返した。
< 12 / 224 >

この作品をシェア

pagetop