初恋ものがたり
「じゃあ、水上。悪いけど、よろしくな。」


「はい。分かりました。」

先生がそう言って、教室から出て行った。


はあ…


ついてないな…私。


プリントが目の前に山積みになっている。


明日、授業で使うプリントを、クラスの人数分に分けてそれぞれまとめる…


そんな作業だ。


偶然にも先生と目が合った…


それが任された理由だった。

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