初恋ものがたり
「俺、先に行くよ。じゃあな!」


手を振って教室を飛び出して行った。


私は言葉が出なくて、手を振り返すのに精一杯だった。


また一人になった。



私…あんなことを賢志に言いたかったのかな…



ドキドキとモヤモヤが心の中で入り交じっていた。


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