初恋ものがたり


「すいません…お呼び立てしてしまって…。」


「いいけど…話って何?」


「あのっ…私…賢志先輩のことが好きです!」


守野さんの告白に、私は胸が痛くなった。



「付き合って下さい。お願いします!」


そう言って、頭を下げている守野さんを見て、私はその場から離れた。


賢志が何を言うのか怖くて何も聞かないまま、家に走って帰った。
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