初恋ものがたり
支度も済ませ、賢志と一緒に図書館へ。


町の中にある大きな図書館。


私は時々、読みたい本を探しに来ていたけれど…


まさか受験勉強するために来ることになるとは…。


またため息が出そうになった。


図書館の中は、ひんやりしていて心地よく静かだった。


「賢志!莉李!こっち」


声がして振り向くと、祥が手招きをしていた。
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