初恋ものがたり
「いやっ別にそういうつもりはなかったんだけど…。」


頭を掻いて恥ずかしそうにしている。


「キャッチボールやるかどうか分からないよ?」


あまり期待を持たせないように言った。


「いいよ。分かってる。さっきは、ちょっと言ってみただけだよ!」


そう言って笑った。



気晴らしにと散歩に出たものの、かなり長い息抜きになってしまった。

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