初恋ものがたり
飯野君もずっと本を読んでいたせいか、ぐっと背伸びをしている。


「私、そろそろ帰るね。」

私は荷物をバッグに詰めて、立ち上がった。


「俺も帰ろうかな。途中まで一緒に帰ってもいい?」

「うん、いいよ。」


二人で図書館を出た。
< 44 / 224 >

この作品をシェア

pagetop