初恋ものがたり
「お待たせっ!」


私は持っていた焼きそばを二人に渡した。


「おっ!サンキュ!」


賢志が受け取り、私たちも広げてあったシートに座り終わると、


“ドーン”


大きな音と共に花火が夜空を彩りはじめた。


「綺麗だなあ。」


5人口々に言う中、次々と花火がちりばめられ、私たちは夢中で見ていた。

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