待ってるよ…ずっと。


「優は可愛いんだから
もったいないでしょ!」

確かに、スタイルには少し
自信があった。身長162センチの
体重43キロ。顔がなぁ…
平凡な顔してるからなぁ…
だから毎朝、化粧で忙しい(笑)

「可愛いくないからぁ〜
でも、サンキュー!」

私は時計を見た。
針が9時を差していた。

「やっばぁー見たいテレビ
あるんだ!ごめん、葵〜
また電話する。またね」

「ほい!じゃあねぇ〜」

私は携帯を閉じて、
リビングへ降りた。


−ガチャ−

「あっ、優。もう始まってるよ」

お母さんが晩御飯の乗ったお皿を
運びながら、私に言った。

「見ながらでいいから
これ食べちゃってくれる?」

私の前にお皿が並べられた。
今日はカレーだった。

「ちょっと冷たくなってる(笑)」

「優が遅いから(笑)」

お母さんは私の隣に座り
2人でテレビを見た。


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