待ってるよ…ずっと。
−ピピピピピピピピ−
目覚ましの音で私は起きた。
「風呂入らずに寝ちゃった…」
私は朝からお風呂に入り
制服を着て、靴をはいた。
鏡の前に立ち、チェック。
私はスカートを昨日と
同様、5回折った。
「ぅん、よし!いってきま〜す」
私は家を出た。私の家から
学校までは、歩いて15分の
所にあった。
学校に着き、教室に向かった。
自分の席に座って、荷物の
整理をしていた時だった。
「優ちゃ〜ん!」
3人の女子が私に寄ってきた。
私は身動きを止めた。
「私、彩夏っていうの!
友達になってよ!」
「私は七海!よろしく!」
ん?んん?
「私は私は、麻耶ね!」
ん?んんんん?
彩夏、七海、麻耶?
急に言われても、顔と名前が
なかなか一致してくれない。
頭がパニクりそうな私に
「大丈夫?名前とか、ゆっくり
覚えてくれて良いから!」
七海?が言った。
私はうなずいた。
「友達になってくれる?」