待ってるよ…ずっと。
好き
「はい…はい…」
私は朝から職員室に呼び出し。
坂口先生の前に立ち
ひたすら説教を聞いた。
「その髪は早く戻して。
スカートは今からよ。」
そう言って、無理矢理
スカートの丈を長くした。
「いい?明日からこの長さで…」
私は坂口先生の話しを遮り
「分−か−り−ま−し−た−」
と言った。
そして職員室を急いで出た。
−ガラガラ−
私は一度ため息をついて
顔を上げた。
「えっ…」
そこには拓磨が立っていた。
「よっ!やっと出てきた。」
「何でここにいるの?」
私は駆け寄り、質問をぶつけた。
「あ〜。優と授業さぼろ
っかな〜みたいな。どう?」
「いいね!さぼろ!」
私は速攻で答えた。
授業なんてつまらないし。
「外出るか!荷物まとめに行くぞ」
私は歩きだす拓磨の後ろを
ひたすら教室まで歩いた。
私は鞄に教科書を詰めて、
肩にかけ教室を出た。
拓磨も私の後に続いて出てきた。