待ってるよ…ずっと。
第1章
転校と出会い
「スカート長いなぁ…」
私は、店のガラスで反射した
自分を見ながら新しい
スカートを5回折った。
「うん…完璧!」
私は金髪に染めた髪に
5回も折ったスカートで
これから新しい生活が
始まる学校へ向かった。
「失礼します。」
私はおそるおそる
職員室に足を踏み入れた。
「川井さん?」
誰かが私を呼んだ。
声のする方に振り向いた。
そこには、白髪を綺麗に
黒茶で染めたロングの
髪の女の人が立っていた。
歳は…軽く40歳かな。
「あっ…はぃ…。」
私は静かに答えた。
[化粧濃い人だなぁ(笑)]
私の顔ひきつっていたかも。
「かわいゆうさんでいいかしら?」
よく間違えるんだよね。
私の名前。