走り出せ、コスモス*
第1章
プロローグ
もしも明日世界が終わるなら
私は誰といたいかな
小学生くらいのころから、よく考えてた
それってつまり、1番大切な人は誰ってことでしょ?
でも、私が一緒にいたいと思う人が私と一緒にいたいと思うとは限らないんじゃないかな
世界が終わる、そんな大事な日に、私が一緒にいたいって言って迷惑じゃないかな
お父さんは私よりお母さんを選ぶかもしれないし、お母さんも同じこと
真緒ちゃんだって、仲はいいけどもっと仲いい子いるし
幼心に、一生懸命に考えてた
私は一体、誰に1番って思われてるのかなって