走り出せ、コスモス*


座らされて、上を見ると先生が蛇口をひねってた

シャワーを何度か手に当てた


ま まさか…


座り込んだ私に向かって、先生はそのシャワーをかけた

「うそ……っ!!」


先生の突然の行動にびっくりしてじたばた逃げるけど、足が絡まって立てない

冷えきった皮膚に、あったかい水が浸透していく

だんだん気持ちよくなってきて、逃げるのを止めた


びしょびしょで制服のシャツが肌にはりつく


先生は、私の首をきつくしてたシャツのボタンをはずして、首をさすりながら熱すぎるくらいのお湯を入れた





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