走り出せ、コスモス*
「沙枝ちゃん見てたらツラそうで… なのに俺は良くて
俺が変わりになれたらいいのに絶対できないし
…とか考えてたら 涙が」
先生
どんだけ優しいの…
ホントこの人は、私のこと大切にしてくれてるんだなあって…
感じさせてくれる
―…ん?
「え ちょっと待って」
びっくりした。
「先生気持ちよかったの??」
「は… はぁ!?」
先生は急に赤くなって言った
「だって、私ずっと痛がってただけだよ?
何にもできなかったのに」
「できなかったって…しなくていいんだよ!?」
「でもさ!」
「もういいから、黙って」
「でも!!
…え、ホントに!?気持ちよかったの?」
「うう…」
先生は手で目を隠した
「さいあくだ… 聞くなよ…」
「ね、せんせっ!」