走り出せ、コスモス*


「そうだよ…

すきだったんだよ」


ずっとずっと夢見てた言葉


奇跡が信じられなくて

声が出ない


「これから、頑張るから」

え…


何のこと?


考えてる間に先生の腕の力が強くなって

ドキドキしすぎて倒れそうで

もう何も考えらんない



強く体が触れていると、先生の心臓の音が聞こえてきた

今まで自分の鼓動で感じなかったけど、先生もドクンドクンしてる

先生が私に

ドキドキしてる…

先生が私に…

…… え !?


私は嘘みたいな幸福に包まれた







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