走り出せ、コスモス*



下からもぐり込むように入ってきて

…あったかかった


10センチくらい離れて

ドキドキが止まんないなか先生を見たら、なんかいつもと違って見えた


怖いっていうか…ううん 違う

分かんないけど多分、色っぽい 大人の顔


伏し目がちの先生は、絶対私よりまつげ長いと思う


テスト頑張ってねって言って、先生はバイクに乗って帰って行った

その日の夜、電話がきた

話して、これからは電話していいって

あとの日々も、頑張れそうな気がした


それからの日々は、意外に辛くなかった

携帯電話という最強兵器があったし、テスト勉強してたら日々はあっという間に流れていった

テスト範囲はけっこう狭くて、全部カンペキにできそうでやってみたいなって思ってやったら

死にそうに疲れた


そんなこんなで 8月17日


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