走り出せ、コスモス*



やば…っ


自習室のドアは開けっ放しじゃなきゃいけないんだけど、

着替えるから私が閉めたんだ


しかも中でやってるのは

変態コスプレ&撮影会。


怒られる…!



…あ、先生…


開いたドアの向こうには

藤石先生が立っていた


先生の目の前には、

さらけ出した
女子高生4人の生脚


先生と目が合った。


「    」

なにか言おうとしたとき、

先生はパッと扉を閉めた


なに… あれ


怒ってるみたいな

怖い顔



俊子、悩殺なんて嘘よ


一人の

あの男を落とさなきゃ

全く意味なんかない



「沙枝ちゃん!

今先生見たよね!

舐めるようにね!」


俊子はきゃっきゃと笑ってる。


「今度言ってやろ!

 この先生は女子高生の生足をタダで見ましたって!」

「俊子はさ

先生と、仲良くていいよね…」

「え?ごめん何て?」


私はぼそっとつぶやいた。







< 68 / 224 >

この作品をシェア

pagetop