走り出せ、コスモス*
「うわ ホントに2点」
「まあまあ、そんなに褒めないでよ」
火曜日、また小テスト。
授業のときの、先生きらい
俊子のことばっかりかまって
あんなにキスしてきたくせに
生脚見て逃げるし
授業が終わって、私は自習室3で一人で勉強してた。
勉強してるといっても…頭の中はぐっちゃぐちゃで、全然進んでない
もうわけ分かんない
先生は私をすきだって言ってくれたのに
それ ちゃんと信じてるのに
俊子のことが気になって仕方ない
2学期始まって、授業始まって、テストが帰ってきた
ああ 先生に報告しないと
点数、けっこう良かったな
なんか… あんまり言いたくないな
だって先生は、点数良い子にはかまってくれないんだもん
はあ…もうやだ
考えるのに疲れ果てて机に頭のっけてたら、いつの間にか眠ってしまってた