サクラサク -HARUTO-
「ねぇ…」



「んだよ。」



「行こっか?」



「あぁ…って、ちょっ…」



目の前には俺の左手を掴みながらニコッと微笑む桃花の姿。



「あたし達も手…繋ごっ?」



「え…?…って、ちょっ…」



そして突然、



走り出した桃花に引っ張られながら、



俺は…



いや、俺たちは校門へと向かった。

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