呪われ海との約束
Ⅱ.海
「時ー!!
忘れんなよ、明日!」

朝からうざい匠が俺の元に寄ってくる。

明日は運命の土曜日。

「ちっ……なんで俺が」

明らかに不機嫌な俺に匠は不適に笑った。
何故そこで笑うのか不思議でたまらなかった。

「時はあまいねっ!」

フフフ…と不気味な女のような笑いに寒気を覚え、俺は無視して寝ることにした。
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