呪われ海との約束
「!?」

「こんなのは俺の予想範囲内なんだよ。
騙されてる~って浮かれてただろ、お前」

笑いながら話す匠は本物の悪魔に見えた。
そして、図星をつかれて俺は何も言えない。

観念してため息をついた。

「はぁー…そうだよ。
でも仕度してねぇのはまじだから、間に合わねぇよ」

「だから~、予想範囲内だっていってんだろ?」

「はぁ?」

匠の言ってる意味が全く分からなかった。
予想範囲内だからなんだって言うんだ。
どうせ、間に合わないじゃないか。

そんな中、ある一つの方法しか思い出さなかった。

「ま……まさか、お前……」

顔を見なくても分かるぐらい俺の顔はどんどん青ざめていった。

「そ♪








本当の集合時間は
10時だから!」
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