呪われ海との約束
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「“約束”だよ。

……絶対に…絶対…守ってね。

そして、また――……」


声が…曇っていく。

“また”何―…?


そして、君は――…

微笑む女神が…そんなこといったら笑われるのは分かっている。

けど、女神は俺の前にいた。










目を開けると教室はオレンジ色に染まっていた。
眠い目を擦り自分に置かれた状況を考える。

途端に匠への怒りを感じた。

「起こせよ……、バカ」

そうつぶやき教室の時計を見た。
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