別れたくないんだもん。

「俺、亜美の事好きだよ。」






〝ドクンッ〟



何このときめき！？
友達としてなのに。



「友達としてでしょ？？
真剣に言うからあせった～。」



「本気なんだけど。」



えっ、嘘・・・。



「幼稚園の時お前、俺の家の隣に引っ越して来ただろ？
その時から運命みたいなもの感じてたんだ。
それからどんどん好きになってた。」



「えっ・・・。」



「ごめんな。好きでもない奴から言われたら困るよな。」



そんな、悲しそうな顔しないでよ。
あたし、バカだ。
嘘なんてつかなきゃ良かった。



「ううん、困るわけないよ。」



「そっか、良かった。これからもいい幼馴染でいような。」



もう、幼馴染の関係はいや。
信じてもらえないかもしれないけど・・・
言うチャンスは今しかない！！！




「あ、あたしも大輔が好きなの！！！」



「だってさっき・・・」



「嘘ついたの。
今の関係が終わると思うと怖くて、友達でもいいやって思った。」



「そっかぁ～。
じゃあ、俺ら両想い？？」



「うん！！」



あたしは、大輔に抱きついた。
すごく幸せだったんだ。





このとき気づいていたら、好きになってなかったかな・・・。