生徒会長様の、モテる法則
三階!!
ちょっと待て通りで地面が遠いはずだよ!
さすがに三階の位置から地面に降りたら怪我するんじゃない?
っていうか足痛めてるし、折れるんじゃない?
「あわわわわ」
どうしよう!
「鈴夏さん」
「なななななに!?」
「慌てている所大変申し訳ないんですが」
こちらを見下ろす彼の眼鏡が反射して、私の体が映り込む。
「パンツ見えてます」
「ぎゃーーーーーーーーーー!」
パンツが見えた恥ずかしさと、それを両手で隠そうと離した瞬間感じた浮遊感で、私は無意識に叫んでいた。