それでもあなたが好き
部活が終わったので私はまっすぐ帰ろうとした。
校庭をなんとなく見ると、まだ優君がいた。
1時間も…?
本当に何してるんだろ…(汗)?
私は思いきって声をかけてみた!!!
「水島優君!何してるの?」
「え…」
優君は、私に思いっきり驚いていた。
「私、美術室から優君の事、見てたんだ!!1人でずっと何してたの?」
「別に…」
「ヒマワリ見てたよね?」
「あぁ…うん」
「ヒマワリ私も好きなんだ。だから夏が大好きなの私!」
「…俺も好きだよ…ヒマワリ」
私は照れて好きって言う優がなんだか可愛くて仕方なかった。
「ねぇ…毎日ずっと放課後は校庭にいるの?」
「うん…」
「暇なの…?」
「まぁ…うん…」
「ならさ…優君…良かったら私の絵のモデルやってくれない?」