バレちゃダメ!!*kissに隠された秘密*
「元気でホッとした。

許してもらえてなくても…あいつが元気ならいい。」


そう言った後に、莉遠は…チラッとあたしを見た気がした。


「栞ちゃん…今…」


「ん??どうかしたの??」


「ううん…なんでもない…。」


気のせいなのかな…。


もし本当なら…やっぱりバレてるんじゃないかなって…思う。


「鈴音!ちょっと来て。」


啓くんがあたしを手招きした。


「栞ちゃん、ちょっとごめんね。」


あたしは栞ちゃんに一言断りを入れて、啓くんと…莉遠のもとに行った。



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