弱り目に祟り目?
「熱っ!!」


お粥を一口食べて、そう彼女は言うと、フーフーと冷ましてから再び口に運ぶ


「お、美味しい……」

「ん?そうか??」

「岩崎くん料理得意?」

「んー嫌いではない」


そう言って、俺は笑いながら彼女がお粥を食べるのを見つめる

その横で彼女はニコニコと美味しそうに食べて、あっという間に完食


「ごちそうさまでした!」

「はい、薬」


すかさず薬を横から渡して、飲ませると、昨日の彼女のように彼女を寝かせる

昨日と違うのは、彼女を苛めないくらいか?

一応弱ってる彼女を苛めるほど、意地悪ではない

………つもり


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