弱り目に祟り目?
「うぅ、ごめん岩崎くん」


数十分後

目が覚めた彼女は、状況を把握して俺に謝った


「いや、元をたどれば俺のせい……」


一体どれが彼女に風邪をひかせたのか……

やっぱり、昨日のキス?


そう考えると、頬が熱くなってきてしまう


「昨日、私があんなところで寝るから………」


俺の気持ちを知ってか知らずか、彼女はそれを否定するかのように言葉を発する

布団に潜り込みながら反省している彼女のもとに、昨日と逆の事を俺がする

トレイにお粥と水と薬の瓶

それらを持ってベットの横まで運ぶと、彼女にそれらを渡して横に腰を下ろす


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