櫻。
「そりゃあっ!」
享楽はまるで、自分の手のように槍を使い、道を開いていった。
あと少しで城門。
だが、飛んできた弓矢を避けれず、馬に刺さった。
享楽は振り落とされ、すぐさま敵が斬りに掛かってきた。

「もらったぁぁあっ!」
享楽の顔をめがけ、刀が振り下ろされた。
紙一重、そう紙一重だった。
片足ついた状態で、享楽は紙一重で避けた。
「それ。」
享楽は刀を抜き、相手の腹に一振り。
相手は血を吐きながら倒れた。


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