私と彼の秘密


ザ~―――

本降りになってきた雨の中、いまだに見つからない小次郎をびしょ濡れになりながら探していた。


小次郎~ッ…。
早く出てきてよ~。

ドサッ 『痛ッ…』

雨でビシャビシャになっている地面につまづき転んでしまった。

『ウッ・・・、グスッ
小次郎~ッ…。 』

私はその場に泣き崩れた。


< 81 / 91 >

この作品をシェア

pagetop