恋 恋 恋
私は息切れしながらも
屋上に着いた。
「はぁ、はぁ」
重い扉を両手力いっぱいに開ける。
「奈々~?いるのかあ?」
シーーーーーーーーーーーーーーン
まだ着てないのかあ
私は寝転んだ。
風がキモチい。
なんかこのまま寝そう..
奈々~早く~
寝ちゃう


その時だった。
「あれ?さあや?」
???
低い、男の声。
そしてどこかで聞いたことのある声。
私は眉間にしわを寄せながら振り向いた。
「あ」
「やっぱさあやじゃん。お前もサボり?」
「あ-うん、まあね」


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