それでもわたしは生きている
私は男の気持ちなんか何も分かってない。
タクトの言葉を鵜呑みにしてついて行った。
部屋に入ってしばらくすると、何もしないと言ったタクトが襲いかかってきた。
「タクトッ!ちょっ…何もせえへんって言うたやん!!」
あまりにも抵抗するから
「…ごめん…ほんまに嫌?絶対?」
「ほんまに嫌っ!!」
「…わかった…」
タクトはもう何もしなかった。
何で私はあんなに嫌がったんだろう…
大した理由は無かった。
祭りの事が原因でもない。
ただ…なんとなく…
素直になれなかっただけ?
恥ずかしかっただけ?
…かもしれない。
1ヶ月後…振られた…
今回の失恋は、ちょっとキツイ…