すいーとまかろん
ようやく一段落した。

あ、あの人まだ居る

友達かな?

楽しそうに話してる

ってまただ!!

「加藤?」
「え?」
「ちゃんと仕事しろー」
「すいませーん」

今のは、バイト先の先輩
矢崎智(やざきとも)さん
21歳、彼女なし

まぁそれはいいか。

ぼーっとさっきのチャラい人とその友達を眺めていた

「加藤ー!」
「すいませーん」
「さっきから何見てんの?」
「何も見てないですよ」

嘘。あの人見てる

だって…だって

かっこいいんだもん

「あー、加藤はチャラいの好きなんだ?」
「えっ?」
「ははっ、バレバレ」

やっぱバレたか?

「さ、仕事しろよ」
「わかってまーす」

仕事しててもついつい目がいっちゃう。

やばいね?

名前もしらないのに…

こんなにも気になっちゃってる。

私らしくないなー

「本当だよ」
「え?」

なんで矢崎さん?!

「全部声に出てる。」

うわっ!恥ずかしい

「矢崎さん!」
「あはは。」

うぅー… 

あ、居なくなってる

明日も来るかな?

って期待しすぎ?

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