悪魔は甘く微笑んで【恋人は魔王様 番外編◇ドリーム小説】
「だから、空を飛ぶのも、キヨミちゃんの過去を見るのも、自由自在ってわけ」
「どうして、だからってわざわざ」
「人間界の音楽、すごく好きだし。
それが、なかなか様になっている『悪魔的暗示』だったりしたら、普通、聴きに行こうって思うさ、誰だって」
誰って言うのは、その。
悪魔だったら、誰だってっていう意味なのかしら?
私はなんとなく話しについていけてない。
でも。
でもね?
話にはついていけないのだけれど、当然のように差し出された手を握り返すことは容易に出来るの。
私の中のイメージする悪魔とは、矛盾する温かい手に何故だかほっとしてしまう。
でも、あれは聞いておかないと。
あやふやなままじゃ、前に進めないわ。
「どうして、だからってわざわざ」
「人間界の音楽、すごく好きだし。
それが、なかなか様になっている『悪魔的暗示』だったりしたら、普通、聴きに行こうって思うさ、誰だって」
誰って言うのは、その。
悪魔だったら、誰だってっていう意味なのかしら?
私はなんとなく話しについていけてない。
でも。
でもね?
話にはついていけないのだけれど、当然のように差し出された手を握り返すことは容易に出来るの。
私の中のイメージする悪魔とは、矛盾する温かい手に何故だかほっとしてしまう。
でも、あれは聞いておかないと。
あやふやなままじゃ、前に進めないわ。