悪魔は甘く微笑んで【恋人は魔王様 番外編◇ドリーム小説】
4.乙女の祈り
■乙女の祈り(by.Badarzewska)
「それでさ、悪魔って何が出来るか知ってる?」
「呪い?」
頭の中のダークなイメージそのままに、言葉を紡ぐ。
でも、呪いっていう暗い儀式と、目の前で無邪気に笑うジュノとは、どうしても結びつく気がしなかった。
ジュノは、ふわりと笑う。
「まぁ、そういうのも得意だけどさ。
やっぱり、魔法だよね。
言葉通り、悪い魔法を使うのが得意なの」
子供が、新しい文房具をクラスメイトに見せびらかすような誇らしげな口調が可笑しくて。
私は繋いだ手を引き寄せる。
「例えば、どんな?」
「例えば、そうだね。
当たり前のようにキヨミちゃんの家で暮らすっていうのは、どう?」
「まさか、無理よ。そんなの」
幾らなんでも、唐突過ぎるわ。
「それでさ、悪魔って何が出来るか知ってる?」
「呪い?」
頭の中のダークなイメージそのままに、言葉を紡ぐ。
でも、呪いっていう暗い儀式と、目の前で無邪気に笑うジュノとは、どうしても結びつく気がしなかった。
ジュノは、ふわりと笑う。
「まぁ、そういうのも得意だけどさ。
やっぱり、魔法だよね。
言葉通り、悪い魔法を使うのが得意なの」
子供が、新しい文房具をクラスメイトに見せびらかすような誇らしげな口調が可笑しくて。
私は繋いだ手を引き寄せる。
「例えば、どんな?」
「例えば、そうだね。
当たり前のようにキヨミちゃんの家で暮らすっていうのは、どう?」
「まさか、無理よ。そんなの」
幾らなんでも、唐突過ぎるわ。