悪魔は甘く微笑んで【恋人は魔王様 番外編◇ドリーム小説】
「ちょっと、ジュノ」
二階に上がった私は、彼の部屋をノックする。
ドアを開けたジュノは、にこりと、蕩けそうな甘い笑顔で私を出迎えてくれた。
「キヨミちゃんって、積極的なんだね。
俺、そういう子、大好き」
言うと、部屋に引きずり込み思い切り私を抱き寄せる。
「ちちちちち、違うって!
そうじゃなくて」
ゆっくりと、何かを確かめるように頬や額に降ってくるキスの嵐に巻き込まれそうになって、私は懸命に口を開く。
「んー? 甘い愛撫より、いきなり本番に臨みたいってこと?」
そうなんだー?
と、真剣な眼差しで首を傾げるジュノの、基本的思考回路が私にはさっぱり理解できない。
「違う違う。
そういう話じゃなくてね、ジュノ」
「あー、ダメダメ」
と。
ジュノは笑顔で否定する。
「俺のことはちゃんと、潤って呼んでくれないと。
まぁ、キヨミちゃんの俺に対する特別なあだなってことにしてあげてもいいんだけどさ」
至近距離でみる、爽やかな笑顔に思わず引き込まれてしまう。
「分かったわ、潤」
……ちっとも本題に入れない。
二階に上がった私は、彼の部屋をノックする。
ドアを開けたジュノは、にこりと、蕩けそうな甘い笑顔で私を出迎えてくれた。
「キヨミちゃんって、積極的なんだね。
俺、そういう子、大好き」
言うと、部屋に引きずり込み思い切り私を抱き寄せる。
「ちちちちち、違うって!
そうじゃなくて」
ゆっくりと、何かを確かめるように頬や額に降ってくるキスの嵐に巻き込まれそうになって、私は懸命に口を開く。
「んー? 甘い愛撫より、いきなり本番に臨みたいってこと?」
そうなんだー?
と、真剣な眼差しで首を傾げるジュノの、基本的思考回路が私にはさっぱり理解できない。
「違う違う。
そういう話じゃなくてね、ジュノ」
「あー、ダメダメ」
と。
ジュノは笑顔で否定する。
「俺のことはちゃんと、潤って呼んでくれないと。
まぁ、キヨミちゃんの俺に対する特別なあだなってことにしてあげてもいいんだけどさ」
至近距離でみる、爽やかな笑顔に思わず引き込まれてしまう。
「分かったわ、潤」
……ちっとも本題に入れない。