イケナイ恋
私は、学校から帰り、

ベッドに横になっていた。

あのマユの言葉が、

頭から離れない・・・。

「ナツミってさ、お兄ちゃんのこと
好きなんじゃないの?」

忘れようとしても、

なぜか、離れてくれない・・。

昔は、兄ちゃんとも、仲良しだった。

でも、お互いに思春期がきてから、

今みたいになった・・・。

だから、初めて兄ちゃんが、彼女を

連れて来た時は、びっくりしたというより、

なんか、悲しかった。

今まで、ずっと一緒だったから、

兄ちゃんをとられたような気がした・・・。

でも、今はそんなこと、

ぜんぜん思わない。

だけど、ケンカしたって、無視したり、

家出したりすることは、したくなかった。

朝だって、起こすなって言われても、

ケンカしてでも、起こしてしまう。

それって、好き・・・?

なんか、自分でも分かんない・・・。

そんなことを考えてたら、

いつのまにか、寝てしまった。






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