女王様は誰?
「ただいま。」
「おかえりーっ♪」
まじうざいんだけど
あの転校生。
「じゃ、そろそろ戻ろうぜ?」
苛々する。
「まだいいよーっ♪遊んでいようよ!ね、由南?真面目すぎはよくな・・・」
「黙れよっ!」
あ・・・
言っちゃった。
「あ・・・ごめんね。今苛々しててさ。」
なんでだろう。
モヤモヤする。
自分の気持ちが
わからないよ。
「いいよっ★気にしないで!うちもちょっと悪かったし!」
「教室戻ろう?」
羅緒と梨華は優しいな。
「うん。」
ガララララ
しーん・・・
「ねぇ、由南ちゃんたち、話があるの。」
口を開いたのは、あの転校生の宝川真紀だった。
「なんですか?まさか、文句ですか?」
うざい。
「そうよ。」
やっぱりな。
「てめ!由南に向かって何を言って・・・!」
梨華がキレる。
「梨華、ありがとう。でもいいわ。話をする。」
「おう。」
私、権力ありすぎだな。
改めて思うわ。
「で、話って何よ?」