女王様は誰?
「いじめは、もうやめて下さい。」
なっ!!
「その話?それはもういいわ。耳がたこよ。」
しつこいんだよ!
「でも、もうやめて下さい!舞ちゃんたちがかわいそうで。」
「は?」
意味わかんない。
ぶりっ子もいい加減にしろよ。
「ねぇ、みんなもこんなの嫌よね?」
しーん。
少しずつ声がこぼれる。
「だよね。私もこれはどうかと思う・・・。」
ヒソヒソ
「かわいそうだよね。」
ヒソヒソ
「酷くね?」
バンッ!
「へぇぇ。あなたたちは、私を敵にまわすんだ。どうぞご勝手に。」
私は笑った。
あなたたちが私に勝てるわけないでしょう?
「でも、まぁ、どうなるかはご想像下さい?今ならまだ間に合います。」
ふふふ・・・
「裏切るんですか?裏切らないんですか?」
タタタタ・・・
やっぱりね。
みんな私の方に来た。
残っているのは
宝川真紀と舞と雪亜の3人だった。
「どう?私には味方がいっぱいいるのよ?」
ふん。
さっさと失せなさい。
奴隷ども!!