秘宝-戦い-第Ⅰ幕

「でも…そんなの分からないわ!!」

「じゃあ…確かめてみる?」

アズミの言葉に静かに答える、ユカ。

「どうやって?」

「俺に考えがある。…今すぐここを出て、夜に忍び込めばいい」

「賛成」
「俺もや」

アズミは唇を噛みしめ、軽く頷いた。




俺たち4人は部屋へ戻り、隠れ家を出た。




意外に簡単に出れたので、俺は怪しいと睨んだ。


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