【短編】Saint Valentine's Day.[続編追加]
「とりあえず.....
どうする?」


いざ2人きりになるとどうしたらいいかわからなかった。


「チョコ頂戴。」


私が、さっきからずっと欲しかったもの。


「そうだな。」


理人は、そういうと冷蔵庫に取りに行った。


戻ってくると包装されたものと飲み物を持ってきてくれた。


「はい。真知」


「ありがとう。」


最高に幸せ。


「今、食べるの?」


「う〜ん。
今、食べると太っちゃうかなぁ〜」


私は、悩んだ。


居酒屋では、そこそこ食べたし。


まだ消化しきれてないし。


「やめる。
だから、理人、冷蔵庫に入れといて貰っていい?」


「あぁ。
明日、食べよ。
明日がバレンタインなんだから。」


そうだった。


忘れてた。


やっぱり、バレンタインって、きっかけに過ぎないんだ。


「うん。」


私は、嬉しかった。
< 13 / 39 >

この作品をシェア

pagetop