【短編】Saint Valentine's Day.[続編追加]
「今夜は、寝させないから。」


理人は、突然そういって、私にキスした。


不意打ちだった。


「......」


私は、顔がだんだん熱くなった。


だって、前の彼氏は、毎回聞いてきたから。


私に俺が好きかって確認するように。


それが、不安でたまらなかった。


信用してくれてないんだって。


私は、好きだからつきあってるのに。


なんで?


って。


「真知?」


私は、理人にキスされた後、固まったままだったので理人が心配したみたい。


「不意打ちでキスされるの初めてで吃驚したの。」


「真知は、確認しなきゃイヤか?」


理人は、困ったように私に聞いた。
< 14 / 39 >

この作品をシェア

pagetop