【短編】Saint Valentine's Day.[続編追加]
「理人。」


私は、理人の名前を呼んだ。


「お疲れ、真知。」


理人は、笑顔で答えてくれた。


「お疲れさま。
他の人は?」


私がそう聞くと吃驚した顔をした。


「俺と2人じゃダメか?」


「えっ?
そうなの?
てっきり....」


私は、まさかで吃驚した。


「俺が言わないのが悪かったな。
ごめん。」


謝らなくていいのに。


私は、理人の誘いで願ってもないチャンスが訪れたんだから。


「大丈夫だよ。
どこ行くの?」


「とりあえず、いつものとこ行かない?」


とりあえず?


まあ、いいや。


いつものとこって同期会をやる居酒屋ね。


「うん。
いこ。」


雰囲気がいい居酒屋なんだよね。


大人数で騒げるんだけど、個室もあるからね。


用途に合わせて行ける場所でもある。


料理も種類が豊富でどれもおいしい。
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