【短編】Saint Valentine's Day.[続編追加]
居酒屋につくと個室に案内された。


「よし、何頼もうか?」

「理人セレクトでいいよ。」


「ドリンクは?」


「カクテル系がいいかな?」


私がそういうと理人はてきぱき注文した。


「あのさ....」


「な〜に?」


理人は、突然、気まずそうになった。


「......」


「どうかしたの?」


なにか聞きにくいことなのだろうか。


理人は、無言になった。


「今更な確認だけど、彼氏いないよな?」


「いないよ。
じゃなきゃ、理人と2人で飲まないよ。
あの時点で断ってるよ。」


私は、彼氏がいないときは別だけど、彼氏がいたら男と2人で出かけない。


そう決めてるんだ。


「だよな。
よかった。」


理人は、すごいホッとしていた。


それはなにに対して?


「俺な....」


理人が何か言おうとしたら、頼んだメニューが次々ときた。


理人は、苦笑いだった。


「とりあえず、食べながらね。」


料理を食べながら、話をしていた。
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