【短編】Saint Valentine's Day.[続編追加]
てか、一つ疑問なんだよね。


ツッコまないでいたけど。


逆チョコなら、私にもチョコがあるはずよね。


私、チョコ大好きなんです。


あげるより食べるのが専門だったから。


「理人。」


「ん?
なに?」


「私にチョコは?」


直球で聞いちゃった。


「俺んちだよ。」


「えっ?
だって....」


私は、意味がわからなかった。


「俺は、バレンタインデーにちゃんと渡したいわけよ。
だから、今日飲んで約束しようかと思ってさ。」


「明日も会えるの?」


私は、嬉しそうに聞いた。


だって、会えないって思ってたから。


「てか、ずっと一緒にいたいし。
できるなら、このまま連れて帰りたいし。」


「だから、
“とりあえず”
だったの?」


私は、思ってたことを解決したように聞いた。


「そんなん言った?」


理人は、無意識だったようで吃驚していた。


「うん。
まあ、理人だからいいかなって。」


「マジで?」


「好きな人と一緒にいたいって思うのは当たり前でしょ。」


想いが通じ合ってるならなおさらでしょ。


「マジで、俺んちにきてくれるの?」


どうしても信じられないみたい。


「うん。」


私は、頷いた。
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