ありがとう、
夢?だけど違う。

だってこの手にはあの切れ端が残っているもの。


「志乃ッ!!やったね。あの人のメアドゲットじゃん!」

小百合は自分のことのように喜んでくれた。


「うん!でも、私なんかが、メールしていいのかなあ?」


「大丈夫だよ。なんかあの人って意外とガード固いって有名なんだよ?そんな人にメアドもらえるなんて、志乃すごいよッ!!」


小百合の一言でなぜか元気が出た気がする。


「あ、ごめんあたしそろそろバイトなんだ。先帰るね!ちゃんとメールしなよ?」


「うん!ばいばい。」


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