ありがとう、
#2 わたし
「初めまして~、じゃないか。志乃ちゃんだよね?」
話しかけてきたのは、彼じゃない。
もう一人の男の人。
「は、い・・・。」
私はなぜいま、この人の話しかけられているのかわからず、ただ呆然と店の外にあったアイスの置物を見つめていた。
「実は俺さ、前から気になってて~。よかったらアドとか教えてくんない?」
ちらっと、彼のほうをみる。
なぜか前髪の枝毛を探している、彼のそんな仕草を可愛いと思ってしまった。
無意識にじっと見すぎてしまったのか、一瞬彼と目が合った。
話しかけてきたのは、彼じゃない。
もう一人の男の人。
「は、い・・・。」
私はなぜいま、この人の話しかけられているのかわからず、ただ呆然と店の外にあったアイスの置物を見つめていた。
「実は俺さ、前から気になってて~。よかったらアドとか教えてくんない?」
ちらっと、彼のほうをみる。
なぜか前髪の枝毛を探している、彼のそんな仕草を可愛いと思ってしまった。
無意識にじっと見すぎてしまったのか、一瞬彼と目が合った。