好き。
「遅れてゴメンね…!」

「一緒に帰ろって言っといて
遅れてくるとか
意味わかんないんだけど。」

「ほんとにゴメン…」

夏美はさっさと歩いて
先に行ってしまった。

夏美は脚がスラーッと
長いから,短足の私が
追い付くのは一苦労。

それでも必死についていった。

沈黙が続く。

先に口を開いたのは
夏美の方だった。
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