運命


「あの、私…ミラ
須宮ミラって言うんだ
貴方は?」

「私はレイ
藤花レイだよ」


ミラが私に話し掛けてきたのだ。だから私は普通に答えた。

するとミラは鞄からメモ帳とペンを取り出せばプラスチックの表紙をめくりそこに私とミラの名前を書きハートで囲んだ。


「これからは友達ね
だから教室に来てよ」


とミラは言った。


私はミラの言う通り
毎日昼休みは必ずミラの教室に行った。

交換ノートもした。

毎日が楽しいとは
今まで全く思わなかった。

中学生活1番の友達はミラだよ。

ありがとう、ミラ

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